相続時に生じる遺産分割紛争について
相続というのは、人が亡くなると必ず発生するものです。
つまり、
「相続税」を払う必要がない方にも、「相続」は発生するのです。
そして「遺産を誰にどれくらい分割するか」をめぐって
もめることがあります。
家族間で遺産分割紛争が起こることを「争族」と言います。
家庭裁判所の「遺産分割」紛争では
遺産5,000万円以下が全体の7割以上を占め、
さらにその典型例は「実家1軒とわずかな金融資産」という
分割しづらい財産が残された場合なのです。
どうでしょうか?
「うちはそんなに財産はないから、相続っていっても関係ないわ。」
「相続って、金持ちの人だけの問題ですよね?うちは相続税も関係ないしね。」
そんな風に考えていた方も多いかもしれません。
しかしながら、最初に述べましたように相続は全ての人の問題なのです。
巷には、相続に関するトラブルばかりが強調されている本も
あふれています。
確かに遺産の分割をめぐる争いは、全国あらゆる所で発生しています。
なかには、問題の解決の糸口さえ見出せずに
何年ももめるケースもあります。
相続が「争族」となって家族の絆を壊さないために
相続税の納税で損をしたとの悔いを残すことのないように
「その時」が来る前の準備を十分になさっておくべきことをお勧めします。
相続関係のトラブルのほとんどは、
事前に準備をすれば避けることができるのです。
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